September 04, 2006
プラハでドキドキカット
プラハの床屋へ行った。http://www.bomton.cz/cz/
店に入ると受付のおばさんが英語で多応してきた。ちょうどヘアースタイリストが一人空いていたので400Kc(2千円)でどうかと聞いてきたので、予約もしていないしOKした(この店の男性カット最安値は250Kcらしい)。おばさんはチェコ語でスタイリストに説明していた。
担当してくれたのは、超グラマーで美人のヘアー・スタイリスト。椅子に座ってから、小生がチェコ語でカットの要望を伝えると、
「あら、チェコ語しゃべれるんじゃない!」と言って、とたんに明るい表情になった。シャンプーをしてからカット。カット中は、フルーツ・ティーを頂いた。腕はとても良くて大満足。カット後も雑談しながらシャンプーしてくれた。
こんな、ドキドキした床屋は初めてだったな。
帰り際に写真撮影をした。
(小生の手が腰に回っているが、彼女が先に腰に手を回してきたので、そうなっている。欧州だと腰に手を回して写真を撮るのが普通。小生の手は日本人女性にも(ある程度距離が近づいた段階で)極自然に腰に回るようになってしまっている)
小生の村の値段50Kc(250円)と比べると高かったけど、仕上がりと美女スタイリストを鑑みて、この値段で納得。ちなみに日本人ヘアスタイリストにやってもらうと 1000Kc(5000円)もする。
その後、来週の百合庵アルプス登山に向けて、登山用品店でフリースとアンダーウェアーを購入してから、タイ・マッサージに行って、いつものお兄ちゃんに(クライミングするからと言って)1時間念入りに全身マッサージをやってもらった。
夕方にピルゼンの女性バイオリニストと二人で茶をしばき(しばいている途中で、知人のプラハ歴史留学生が偶然やってきた;プラハは怖い怖い)、夜の宴はプラハ住人6名に世界のバックパッカー4人が加わって盛り上がった。二次会後、プラハの有志だけで、午前2時頃まで飲んだ。みんな変わらずに頑張っているようで、久々に色んな人と再会できて良かった。
September 01, 2006
August 30, 2006
東欧鉄道の旅-ブタペスト小旅行
で、今回も案の定、夜中に見知らぬ男が部屋に忍びこもうとしてきた。ドアをチェーンでロックしておいたので「ジャリン」というチェーンの音で目が覚めた。カーテンを開けると、その男はビックリした顔で手を合わせて「入れてくれ〜」って言って頼んできた。やれやれ、東欧の夜行は気が抜けんなぁ。ちなみに、ブタペストの観光も温泉も食事も最高だった(食事はもっと色んなものを食べたかったので次回)。おまけに年に一度のカーニバルの日に出くわしたので、観光の方はちょっと予定が狂ったが、マジャールの美女達を拝見できたのが良かった。
YHに泊まったので、夜中までバックパッカー達と飲んで仲良くなった(欧州をバイクで走るフリーのカメラマン、おフランスのキーホーさんとの出逢いは印象的だった)
きーほーさんに駅で見送られて、帰路は昼間の電車で戻ったが、冷房が無いチェコ車両で、かつ窓も開けられなくて蒸し風呂状態。同席のスロヴァキア人がブラチスラヴァのトラック運転手で、小生が丁度、スロバキアの新聞の太陽系の欄を読んでいたので、その話題で盛り上がったりした。スロバキアでも冥王星の話はみな知っているようだ。小生はチェコ語で、トラックの運ちゃんはスロバキア語だったけど、結構よく理解できた。
August 29, 2006
IAU総会「惑星定義決議」の陰の立役者
女性天文学者 ジョスリン・ベル(Jocelyn Bell Burnell)は、「悲劇の天文学者」とも言われている、パルサーを発見した有名な研究者である。パルサーの発見を報告した論文は5人の共著で、彼女の当時のボスのヒューイッシュ(Antony Hewish)の名前が筆頭でベルが2番目だった。この業績に対するノーベル賞はライルとヒューイッシュが受賞し、ベルは共同受賞者とはならず、騒がれたことがあるからである。
http://es.news.yahoo.com/24082006/24/foto/jocelyn-bell-burnell-member-of-the-international-astronomical-union-iau.html
IAU総会の惑星定義に関する決議が大きな混乱もなく幕を閉じた大きな要因として、彼女の快活で素晴らしい司会進行にあったと思う。数々の質問に対して注意深く対応し、時にはユーモアを入れて常に会場の雰囲気を考えながら、迅速に決議進行へ導いた。特に表のニュースにはなっていないようだが、IAU会場ではこのように感じた。
【IAU総会、太陽系惑星定義へ至る写真集】
惑星決議へ向けて「第一回会合」
惑星決議へ向けて「第二回会合」
惑星決議へ向けて「第二回会合」(渡部潤一氏のスピーチ)
IAU総会「惑星定義決議(5A)」決議案紹介
IAU総会「惑星定義決議(5A)」圧倒的可決
IAU総会ジョスリンベルによる冥王星の解説(ディズニーのプルートが登場したが、これは予めIAU委員で用意していたらしい)
IAU総会「惑星定義決議(5B)」賛成少数で否決
IAU総会「惑星定義決議(6B)」僅差で否決
7名の惑星定義委員会の一人である渡部潤一氏(右)と乾杯する小生(左:阿部新助)。ご多忙な渡部潤一さんの補佐役として、小生も日本人マスコミ対応のお手伝いをさせて頂きました(夜遅く、プラハにあるアインシュタインやカフカも通ったという由緒あるカフェでの「記者レク」も行った)。IAU総会後、黒ビールの美味い「Ferdinanda」へご案内。笑顔の乾杯となった。

以上の写真の著作権は放棄しておりません。教育目的での使用は歓迎いたします。利用される場合は、ご一報ください。
IAU新聞に掲載された小生の記事「Two Years in Ondrejov」
http://astro.cas.cz/nuncius/supplement10.html#abe
http://es.news.yahoo.com/24082006/24/foto/jocelyn-bell-burnell-member-of-the-international-astronomical-union-iau.html
IAU総会の惑星定義に関する決議が大きな混乱もなく幕を閉じた大きな要因として、彼女の快活で素晴らしい司会進行にあったと思う。数々の質問に対して注意深く対応し、時にはユーモアを入れて常に会場の雰囲気を考えながら、迅速に決議進行へ導いた。特に表のニュースにはなっていないようだが、IAU会場ではこのように感じた。
【IAU総会、太陽系惑星定義へ至る写真集】
惑星決議へ向けて「第一回会合」
惑星決議へ向けて「第二回会合」
惑星決議へ向けて「第二回会合」(渡部潤一氏のスピーチ)
IAU総会「惑星定義決議(5A)」決議案紹介
IAU総会「惑星定義決議(5A)」圧倒的可決
IAU総会ジョスリンベルによる冥王星の解説(ディズニーのプルートが登場したが、これは予めIAU委員で用意していたらしい)
IAU総会「惑星定義決議(5B)」賛成少数で否決
IAU総会「惑星定義決議(6B)」僅差で否決
7名の惑星定義委員会の一人である渡部潤一氏(右)と乾杯する小生(左:阿部新助)。ご多忙な渡部潤一さんの補佐役として、小生も日本人マスコミ対応のお手伝いをさせて頂きました(夜遅く、プラハにあるアインシュタインやカフカも通ったという由緒あるカフェでの「記者レク」も行った)。IAU総会後、黒ビールの美味い「Ferdinanda」へご案内。笑顔の乾杯となった。
以上の写真の著作権は放棄しておりません。教育目的での使用は歓迎いたします。利用される場合は、ご一報ください。
IAU新聞に掲載された小生の記事「Two Years in Ondrejov」
http://astro.cas.cz/nuncius/supplement10.html#abe
August 24, 2006
太陽系の新定義-プラハでの歴史的瞬間
5A: ○
5B: ×
6A: ○
6B: ×
【決議案】
http://astro.cas.cz/nuncius/nsiii_09.pdf
http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000232.html
【決議 5A】
国際天文学連合はここに、我々の太陽系に属する惑星及びその他の天体に対して以下の3つの明確な種別を定義する:
(1) 太陽系の惑星(注1)とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、(c) その軌道の近くで他の天体を掃き散らしてしまっている天体である。
(2) 太陽系の dwarf planet とは、(a) 太陽の周りを回り、(b)十分大きな質量を持つので、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し(注2)、 (c) その軌道の近くで他の天体を掃き散らしていない天体であり、(d)衛星でない天体である。
(3) 太陽の周りを公転する上記以外の他のすべての天体(注3)は、Small Solar System Bodies と総称する。
注1: 8つの惑星とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星である。
注2:基準ぎりぎりの所にある天体を dwarf planet とするか他の種別にするかを決めるIAUの手続きが制定されることになる。
注3:これらの天体は、小惑星、ほとんどのトランスネプチュニアン天体(訳注1)、彗星、他の小天体を含む。
【決議 5B】
5Aの決議の(1)の”惑星”の前に"classical"を挿入する。つまり、(1) 太陽系の classical planet (注1)とは、、、、、以下同じ
注1: 8つの classical planet とは、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星である。
【冥王星についての決議 6A】
国際天文学連合はさらに以下の決議をする:
冥王星は上記の定義によって dwarf planet であり、トランスネプチュニアン天体の新しい種族の典型例として認識する。
【冥王星についての決議 6B】
6Aの決議に加えて、次の一文を入れる。この種族を plutonian objects と呼ぶ。
August 22, 2006
太陽系惑星の新決議案(8月22日)
以下、本日の惑星定義会議で提出された改定案。
冥王星の捉え方と、全体の文面がより明瞭に記された点が改訂箇所だと思うが、やはり冥王星をどうしても惑星としたい、アメリカの思惑が感じられる。
会場参加者の多数決では、Reso-6,Reso-7は(小生も含め)共に圧倒的に反対派が占めていた。
公聴会だったので、各コミッションからの代表意見や、反対意見の応酬だった。
IAU総会でこのような全体会議が設けられるのは初めてのことなので、大変貴重な意見交換会だったのではないかと思う。
☆ Resulution-5(draft)
(1)Planetは、(a)rigid body forceに勝る自己重力を有する十分な質量を持つ
天体、すなわち hydrostatic equilibrium(ほぼ球形)を持ち、(b)恒星の周
りを回る。そして、恒星でも惑星の衛星でもないもの。
(2)我々の太陽系では、"classical planets"(as the dominant objects in
their local population)と"dwarf planets"に区別する。
(3)太陽を回る全てのnatural non-planet天体、現時点では、asteroids,
NEOs, Mars-, Jupiter-, Nepture-Trojan asteroids, most Centaurs,
most TNOsとCometsをひとまとめにして、"Small Solar System Bodies"と呼
び、"minor planet"という呼び名は使わない。
☆ Resolution-6(draft)
上述の科学的定義により、近年発見されている巨大TNOsも含め、Pluto(冥王星)は
dwarf planetである。"classical planets"と対照的な点は、これらの天体は
200年以上の軌道周期と、典型的には高い軌道傾斜角と離心率を有する。
Pluto(冥王星)を prototypeの新しい天体と位置付け、'XXXXX'と呼ぶことにす
る。MPCは、新しい区別したカテゴリーを設けて登録するように提案し、
Plutoをその最初の天体とする。
XXXXX = plutons,plutoids,plutonids,plutonoids,plutinos(already used)
Or,...
Tombaugh Objects,Tombaugh Planets, plutians
☆ Resolution-7(draft)
IAUは更に以下の決議をする:
2つかそれ以上の天体で構成される多重系では、単独で惑星の定義を満たせば主
星(primary)を惑星と呼び、伴星(secondary)が惑星の条件を満たし、軌道周期
の殆どにおいて多重系の重心が主星の外側にあれば、これもまた惑星と呼ぶ。
これらの条件を満たさなければ衛星と呼ぶ。
August 21, 2006
新しい惑星の決議案
i) Planet(古典惑星)とPluton(冥王星型惑星)を太陽系の惑星とする(質量が5x10^20 kg以上で、半径が800km以上を自己重力安定天体とする)。新たに、Pluto(冥王星), カロン(Charon), 2003UB313が冥王星型惑星になる。もう一つは、Ceres(セレス)で、dwalf planetに定義され、合計で惑星が3つ増えて12個になる。
ii) 冥王星は惑星としない。古典惑星のみが惑星である。Plutonという名称は使わず、「dwalf planet」とする。質量や半径の定義も示される?
最後に参加者の挙手で、5:1の多数で(ii)案が(小生を含め)圧倒的多数だった。
-----------
金曜の夜は、プラハ・フィルハーモニーによるコンサート。
土曜日は、同僚達をプラハ市内案内。
土曜の夜は、スパルタ・プラハ vs プシィブラムのサッカーをToyotaのVIPルーム(食事とドリンクとチェコ美人が付いていた)から観戦(スパルタは外国人を襲うらしいのでガラス張りの部屋から安心して観戦)。
日曜日は、ムシャ美術館、ドヴォジャーク博物館、国立美術館などをまったり楽しみ、夜はプラハの学生らと久々に飲んだ。
August 18, 2006
プラハで太陽系が変わる歴史的瞬間
現在プラハにて、国際天文学連合の3年に一度の総会(学会)が、実に39年振りにプラハで開催されており、私を含め世界中の天文学者(約2500名)が集結している。中でも、今回の学会期間中に、「惑星」の定義が決議され、我々の太陽系が大きく変わる可能性ある。来週は世界中のマスコミがプラハにやってくるようで、国内外共に大騒ぎとなりそうだ。詳しくは以下を参照;
http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000230.html
現地で配布されたIAU新聞で、その議案の詳細が記されていたので、以下簡単に紹介する。
- 我々の太陽系の惑星の定義が変わる。
Planet(惑星)と 新たな惑星 Pluton(冥王星族)に分けられる。
- 新しいPlanet(惑星)の定義とは?
* 星の周りを回る天体であること。
* 自重(self-gravity)で球形になることができるほど十分な質量を有すること。
(質量が5x10^20 kg以上で、半径が800km以上をself-gravity objectとする)
※(ソラの考察)どこぞの新聞に「Pluton=冥王星族」という和名記述が早くもなされていたが、この和訳は学会正式名称でないので現段階では注意が必要である。Pultonが決まった後に和名を考えることになるであろう。
- 上述の定義により現在の太陽系が変わる
水金地火木土天海が従来の惑星にあたり、Pluto(冥王星), カロン(Charon), 2003UB313が冥王星族になる。もう一つは、Ceres(セレス)で、dwalf planetに定義される。
- dwalf planetって何よ?
水星よりも小さい全ての惑星にあてはまる非公式名称(non IAU定義)
- plutonって何よ?
惑星の新しいカテゴリーで、IAUで正式に定義される。より具体的には、「hydrostatic equilibrium shape in the presence of self-gravity」。冥王星は、古典的な”惑星”の定義からは外れることになるが、新たな定義で復活する”惑星”である。Pultonは、大きな軌道傾斜角と離心率をもつ惑星である。
- Ceresは惑星なの?
はい。1801年に見つかったセレスは、発見当時から”惑星”の定義を満たす惑星だったのです。
※(ソラの考察)セレスは、hydrostaticを満たす、十分な天体まで成長した立派な「惑星」であるという認識がされている。一方、他の小惑星は、その条件を満たしていないので、セレスのみが小惑星から惑星に栄転することに関しては、物理的解釈からも異論はないはずである。
- Ceresは plutonじゃないの?
いいえ、pultonじゃありません。
- どうして2003UB313が惑星に成れるの?
最近のハッブル宇宙望遠鏡の観測により、2003UB313は、冥王星よりも大きいことが分かり、密度、質量、大きさともに惑星の定義をみたす新しい惑星です。
- 2003UB313は plutonなの?
はい、そうです。
- Charonはどうして惑星に成れるの?
共通重心が惑星の内部にあるというのが衛星で、カロンの場合、共通重心は惑星(冥王星)の外部にあるので、冥王星とカロンは二重惑星で共に惑星になれるのです。
※(ソラの考察)この解釈は、物理的には非常に正確な表現である。しかし、精密な物理観測があって初めて惑星か否かが決められるので、特に遠方天体に関しては、すぐに答えが出ないという曖昧な状況が続く可能性がありうる。この定義と観測の隔たりに関しては、IAU委員も惑星決定の困難さを認めている。
-その他の小さな太陽系天体はなんて呼べばいいの?
「small Solar System bodies」って呼びます。この呼び名は、従来の「彗星(comets)、小惑星(asteroids)」を含む名称です。NEOや、Trojan,TNO,Centaursも含まれます。
- 「minor planet」の呼び名は依然使われるの?
いいえ、もう使いません。もはや、惑星と惑星でない天体の区別が明瞭になったからです。
- 超巨大天体が見つかった場合はどうなるの?
IAUでは、太陽系の惑星の lower limitを定義しただけなので、upper limitについては、例えば brown dwarfが見つかった場合については、現段階のIAUの定義はありません。
※(ソラの考察)これまで木星の13倍以上の質量をbrown dwarf(褐色矮星)として学会では通常使われているのだが、実はこの定義はIAUで承認されていない非公式なものだそうだ。木星質量の13倍は、リチウムに火がつく臨界点で、系外惑星委員会から提唱された案に過ぎない。いずれにしても、今回の太陽系の定義では、upper limitに関しては何ら議論は行われない。
- 新しい惑星の定義を満たす天体が新たに見つかった場合は、太陽系の惑星が増えるの?
はい、増えます。
- 質量や大きさでは惑星を満たすが、いわゆる free floating(浮遊惑星)の場合はどうなるの?
惑星にはなれません。
以上。
June 14, 2006
小惑星イトカワ探査「はやぶさ」Science特集号の和文要約
June 03, 2006
「はやぶさ」サイエンス三昧
5月31日のJAXA(東京事務所)で記者会見があり、小生も取材を受けてきた。そして、6月2日早朝「サイエンス(Science)」出版に合わせて記者縛りも解禁(記者会見で出た他の2つの話題が先にプレス発表された)。一斉報道された。我々の成果が表紙を飾り、日本人が筆頭になるScience論文が同時に7本も出版された。まさに歴史に残る論文集だと思う。しかし、これはまだまだ先制攻撃に過ぎない。近いうちに第二弾、第三弾論文が出てくるだろう。
「はやぶさ2」構想(次はCタイプ小惑星へ行く)を早期に実現させるためにも、国民のみなさんからの声援がぜひとも必要。さて、小生はどんなことで貢献できるだろうか?
ISASプレスリリース:
http://www.isas.ac.jp/j/snews/2006/0602.shtml
JAXAプレスリリース:
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0602.shtml
神戸大・広報:
http://www.kobe-u.ac.jp/info/topics/t2006_06_02_01.htm
http://www.kobe-u.ac.jp/en/info/topics/t2006_06_02_01.htm
ライダー成果のページ:
http://harbor.scitec.kobe-u.ac.jp/~avell/science_press/
神戸大21世紀COE:
http://www.kobe-u.ac.jp/21COEPS/index_j.html
http://www.kobe-u.ac.jp/21COEPS/index.html
サイエンス(日本事務所)
http://www.sciencemag.jp
田辺製薬株式会社
http://medical.tanabe.co.jp/public/science/06/2006_6_2/sci_jap.shtml
会津大学チーム:
http://www.u-aizu.ac.jp/official/news/news27-1_j.html
ISASニュース/宇宙科学最前線(イトカワの質量 by 吉川先生):
http://www.isas.jaxa.jp/ISASnews/No.301/front_line.html
新聞記事:
<探査機はやぶさ>小惑星「イトカワ」の詳細構造を解析(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060602k0000m040192000c.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000012-mai-soci
衝突破片集まりラッコ形に=内部すかすか、表面に巨岩や砂利−小惑星
「イトカワ」(時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000015-jij-soci
小惑星、内部はすかすか はやぶさ探査データで判明(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000012-kyodo-soci
探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワ解析、米誌が特集(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060602i401.htm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060602-00000401-yom-soci
「小惑星イトカワ、がれきの集まり」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0602/003.html?ref=rss
「小惑星「イトカワ」は瓦礫の集合体、はやぶさ使い観測」(日経新聞)
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20060602AT1G0103G01062006.html
テレビ・ニュース:
NHKニュース:
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/06/02/k20060602000012.html
フジテレビ:
http://bb.goo.ne.jp/contents/FJTFNN/FJTFNN200606020012/index.html
海外:
http://www.newscientistspace.com/article/dn9257-rubbly-itokawa-revealed-as-impossible-asteroid.html
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-06/aaft-aso052506.php
http://www.eurekalert.org/pub_releases/translations/aaas0526_2jp.pdf
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2006-06/uom-fpo053006.php
http://www.brown.edu/Administration/News_Bureau/2005-06/05-138.html
その他:
http://www.unmannedspaceflight.com/index.php?act=Attach&type=post&id=5999
2ch:
天文・気象
【イトカワ】小惑星探査機はやぶさ Part19【ISAS】スレ
http://www2.2ch.net/2ch.html
イトカワの内部はすかすかスレ
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1149196662/14
海外2chもどき:
http://www.unmannedspaceflight.com/index.php?showtopic=1741&st=120

March 28, 2006
巨大火球でドーン!
March 18, 2006
「はやぶさ」チーム,アメリカへ乗り込む
米国ヒューストンで月曜(3月12日)から始まったLPSC(月惑星科学学会)は最終日を迎えた。「はやぶさ」科学チームの我々とプロマネは,小惑星ミッションの科学成果を初めて発表するために,ここヒューストンに乗り込んだ。火曜日(13日)には,「はやぶさ」チームがジョンソン・スペースセンターに招待されて見学ツアーが行われた。宇宙研時代にプロマネといっしょだった土井隆雄・宇宙飛行士が,ご多忙中にも関わらず案内役に付いてくれた。
そして,昨晩は19時からポスター発表。「はやぶさ」ポスター群は盛況で,小生も米国惑星協会とNewScientist(Astronomy&Space magazine)の取材を受け,22時近くまで盛り上がった。
そして,LPSC最終日の今日(17日),午前8時30分から11時30分まで,「はやぶさ特別セッション」が開催された。1週間,セッションにはあまり出ず,発表資料作成と練習に明け暮れた「はやぶさ」チームの面々が,満を持して登場。プロマネとサイエンスマネで工学・理学のまとめが紹介され,続く11人の侍達も皆素晴らしい発表を行った。最終日にも関わらず400人ほど入る会場はほぼ満席となり,「はやぶさ」ミッションは世界の研究者を驚愕させ大盛況となった。
晩には,「はやぶさ」共同研究者の家でパーティーが開催された。「はやぶさ」特別セッションも大成功だったので,プロマネ川口先生も大いに飲んで盛り上がっていた。
小生は明日の飛行機でワシントンDCへ移動して暫しの休息と「はやぶさ」共同研究(ジョーンズ・ホプキンス大APL)の研究発表&打ち合わせの後に帰国の途に付く。
まだまだ「はやぶさ」の戦いは続く。
February 22, 2006
「あかり」打ち上げ成功!
ブラボー,ブラボー!!!
あの胸を引き裂くバリバリバリという衝撃波がたまらない。
(小生の車の防犯センサー(音圧変化を捉える)も作動した)
一日待った甲斐があった。
今回は宮原の一般席で観覧。周囲の歓喜もまた良かった。
午前3時ころに到着して,打ち上げまで隣の席のおじさんと仲良く色々とお話した。やけに内部事情に詳しいと思ったら,ロケット班のTさん(小生の大学の先輩でもある)のお父様だった。
今回は,ISAS初の赤外線天文衛星かつ初の太陽同期衛星であったので,南打ちしたことで,宮原からの眺めはとても良かったと思う。今後の機器立ち上げと観測の成功を願う。
ビデオ撮影してキャプチャーした画像を3枚アップしておこう。
February 20, 2006
ASTRO−F,MV−8の打ち上げ
現在(20日21時過ぎ),鹿児島県の鹿屋だ。今朝,有給を取って神戸から車でやってきた。
2003年5月9日,青空に吸い込まれて行った「はやぶさ」を見届けたあの時の感動をまた味わいたくてやってきてしまった。
http://www.isas.jaxa.jp/j/countdown/index.shtml
ASTRO−F関係者とも連絡を取ってはいるが,今回は,一般客といっしょに宮原からMV−8号ロケットの打ち上げを楽しむ予定。
明日6:28がXだ。少し早いがこれから現地へ乗り込む。
神戸ナンバーの紺色のプジョー206を見たら「ソラさん」って声を掛けてみてください。
08:30;六甲出発,途中,積雪で規制に合う
13:30;壇ノ浦に到着。昼食。巌流島を臨みながら九州上陸。
ガソ欠になりそうになり久留米で下車。久留米市内一周。
17:30;霧島SA,休憩,ここまで831km。
18:00;霧島出発
20:00;鹿屋市内,夕食,
23:00;宮原入り
写真:関門海峡を見下ろすプジョー
December 06, 2005
最後の”今日の「はやぶさ」” 億万ヒット!
8月から怒涛の4ヶ月間が過ぎた.宇宙研(ISAS)での長期滞在.
成果のみならず、学んだこと、出会った人脈はどれもかけがえのない
素晴らしいものだった.
人類が得た3億キロ彼方の太陽系の輝く始源石情報を携えて研究者達が世界中へ散っていく.小生も宇宙研をあとにする.
いよいよ、小惑星イトカワの謎解きが始まる.....
-----------------------------------------------------------
今日の「はやぶさ」
(日本時間2005年12月06日現在)
地球より(Distance from Earth): 289,023,000 km
※ 地球帰還に向けて準備中。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆11月度のISASホームページのヒット数がなんと「1億」を超えたそうです。
成果のみならず、学んだこと、出会った人脈はどれもかけがえのない
素晴らしいものだった.
人類が得た3億キロ彼方の太陽系の輝く始源石情報を携えて研究者達が世界中へ散っていく.小生も宇宙研をあとにする.
いよいよ、小惑星イトカワの謎解きが始まる.....
-----------------------------------------------------------
今日の「はやぶさ」
(日本時間2005年12月06日現在)
地球より(Distance from Earth): 289,023,000 km
※ 地球帰還に向けて準備中。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆11月度のISASホームページのヒット数がなんと「1億」を超えたそうです。
November 28, 2005
成功への道しるべ「88万人のターゲットマーカ」

「はやぶさ」小惑星のサンプル採取成功に確信
88万人署名入りのターゲットマーカも発見!
26日午後4時からの記者会見で、プロジェクトマネージャーの
川口淳一郎教授と週間ポストのサイエンス記者(喜多さん)の間で
こんなやり取りがあった。率直に感動した。
喜多さん:この前投下したターゲットマーカーは、誘導に使ったのか。
川口先生:今回はこれまでの経験を踏まえてのことで、ターゲット
マーカーを使わない前提で計画を組んだ。しかし発見でき
れば、データレコーダーに記録を残すことにしてあったら、
実際に発見したのである。
喜多さん:情緒的な言い方になるが、88万人の名前がはやぶさを
再び導いたといっていいか。
川口先生:いいだろう。
追伸;
ソラ: 88万人の名が、いつかまた未来の我々を導いてくれるだろう。
November 24, 2005
再びイトカワの表面へ
11月1日にISASで行われた記者会見資料の科学的観測の成果の一部が以下のコラムに登場した。藤原先生のインタヴューも含まれている。
小惑星糸川の素顔に迫る
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今日の「はやぶさ」
(日本時間2005年11月24日現在)
地球より(Distance from Earth): 288,250,500km
イトカワまで(Distance from Itokawa): 20km
※ 26日早朝に遂行されるタッチダウンに向けて接近降下中。
Today's HAYABUSA
2005/11/24(JST)
Distance from Earth: 288,250,500 [km]
Distance from Itokawa: 20 [km]
* We are approaching to the asteroid Itokawa for the next touch-down
which will be held on 26th in the morning.
November 23, 2005
November 22, 2005
はやぶさタッチダウン−只今休憩中(はやぶさ第一運用室より)
タッチダウン実施の11月20日夜半頃に,的川先生に案内されて見学者3人が管制室・運用室を訪ねてきた。「よっ,ソラさん!」と入ってきたのは喜多充成さんだった。
喜多さんは,JAXAキッズなどを執筆する科学ライターだ。
その横には,「メタルカラーの時代」(『週刊ポスト』連載)の山根一眞さんがいらっしゃった。山根さん喜多さんに,リアルタイム状況を小生のQL(クイック・ルック画面)を使って簡単に説明(実は山根さんである事に後で気が付いた)。
山根さんに撮影して頂いた写真を送付して頂いたので,ご紹介。
(喜多さん山根さんありがとうございます m<_ _>m)
右から安部助手(近赤外線分光器のPI(開発責任者);小生の共同研究者, 小惑星のスペシャリストで熱狂的な阪神ファン),藤原先生(はやぶさサイエンス・マネージャ;小生の元ボス, 小天体の衝突破壊研究の第一人者,「はやぶさ」打ち上げ前に内之浦の山々(甫与志-黒尊-国見岳)を小生と共に縦走するほどの山好き),無精髭の小生,津田助手(爽やかな「はやぶさ」スーパーバイザ, キューブサットVI-VIの元プロマネ),吉川先生(天体力学チーム責任者; 「はやぶさ」とイトカワの軌道を司る先生で小生とは流星繋がりの共同研究者)
画面下に写っているのは,JPLのボブ・ガスケルさんのPCモニタ。JPL経由でDSNからのドップラー情報(3億キロ彼方の探査機「はやぶさ」の地球に対する加速度)がリアルタイムで表示されている。丁度,ΔV(加速)を実施した直後なので,値が大きく変化しているのが分かる。ガスケルさんは不在だが,ケースに入った彼の髪の毛(分身)だけがPCの上に置いてある。彼不在ではJPLマシンを操作してはいけないというルールがあるために,このような肉体的手法で合法的に対処している(この時ボブは別棟にある解析室にいたが,勿論,我々はPCには触れていない)。ちなみにガスケルさんは見事に剥げているので,大切な髪の毛なのだ。
November 21, 2005
届くかな糸川へ
タッチダウンは失敗したが,88万人の名を刻んだターゲットマーカを見事小惑星へ送り届けるなどの前進はあった。再びイトカワへ!今日の「はやぶさ」
(日本時間2005年11月21日現在)
地球より(Distance from Earth): 288,352,940 km
イトカワまで(Distance from Itokawa): 接近中
※ ホームポジションへ帰還中
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November 16, 2005
Astronomický snímek dne
とうとう(やっと)出た。APODにITOKAWAが!やっぱり,探査機の影の画像のインパクトが一枚上手のようだ。
http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap051116.html
チェコ版
http://www.astro.cz/apod/ap051116.html
日本語版;
http://home.u05.itscom.net/apodjpn/apodj/2005/200511/fb051116.htm
3億キロの小窓「はやぶさ運用室」
テラキンさんのコラム「3億キロの小窓「はやぶさ運用室」からの報告」が始まった。これから続々とハヤブサの現場が紹介されるだろう。写真;「サンプルサイトセレクション会議(SSSミーティング)」
身長190cmのオリビエ(左),神戸大・ナルさん(中),東大・宮本さん(右)
小生(奥左),アンディー(奥中),サイエンス・マネージャISAS藤原教授(奥右)
November 11, 2005
ハヤブサの光り物
探査機ハヤブサの光り物を紹介。ターゲット・マーカー(TM;Terget Marker Object);
高度30mから投下されるTMは,タッチダウン時には重要な光り物。2秒に一回光るフラッシュライトで照らし出されるTMは,自律航法画像の灯台となる。試しにデジカメで撮影してみると,白く明るく輝いて写った。このTMの中にはビーズが詰められている。微小重力下で秒速10-30cm/sで投下されるTMは、小惑星表面で衝撃吸収構造により反力を吸収して短時間のうちに静定する必要がある.
最も座りのいい(衝撃吸収効果の高い反発係数0.1以下)ものは,色々と試した結果,日本古来のお手玉を手本にしたビーズだった。そして,3つあるTMのうちの1つ(TM-C)には,世界中の88万人の名が刻まれたマイクロフィルムが搭載されている。皆さんの名が無事に小惑星に届くように!
ちなみにTM−Cは、一番奥側のはず.間違わないように再チェックしないとね.
小惑星へ再び降下
http://www.jaxa.jp/press/2005/11/20051110_hayabusa_j.html本日行われた記者会見の詳細は松浦さんのBLOGに記されている;
http://smatsu.air-nifty.com/
昨日の目玉は、ターゲットマーカー放出と「はやぶさの影」だが、ハヤブサの影の大きさから探査機の高度を計測してみたところ、LIDAR(レーザ高度計)の計測値と数メートルの精度で一致していることも分かった.
これまで、ライダーの距離計測を元に小惑星イトカワの大きさなどを推定していたが、これでLIDARの計測値が正しいということを、独立した情報から得ることができたのだ.前代未聞のインフライトキャリブレーションかもしれない.
12日のリハーサル降下時には、LIDARとLRF(レーザレンジファインダ)の測距相互チェックを行う.LRFは、高度80m以下の降下接近フェイズの着陸航法誘導で使われる.LIDARは、距離分解能に限界があり(クロック周波数を上げるために消費電力を増大させる必要があるので)、高度80m以下では消費電力の小さい近距離専用のLRF(測距誤差10cm)に交代する.
今日の「はやぶさ」
(日本時間2005年11月10日現在)
地球より(Distance from Earth): 289,771,370km
イトカワまで(Distance from Itokawa): 4.5km
※タッチダウン・リハーサル降下試験の2日前です。
November 03, 2005
いよいよ小惑星の間近へ
明け方から降下開始。歴史的瞬間が始まる!「はやぶさ」管制室ウェブ中継が11月4日10:00〜16:00に以下のサイトで行われます。
http://jaxa.tv/
今日の「はやぶさ」
(日本時間2005年11月03日現在)
地球より(Distance from Earth): 291,513,230km
イトカワまで(Distance from Itokawa): 3.0km
※着陸リハーサル1日前です。
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October 31, 2005
ビック・ウェーブの前の休息
今日は休暇をもらった。ここ2ヶ月で初めての休みらしい休みだ。一日部屋で寝ていようと思ったが,江ノ島・鎌倉へ出かけてみた。江ノ島は高校の時によく黄昏にきた懐かしの場所である。江ノ島・鎌倉パスポート(990円)を購入し,町田から小田急と江ノ電を使って1時間半ほどで到着。鎌倉へ来たのは実に久しぶりだ。鶴岡八幡宮で絵馬を購入してハヤブサの成功を祈った。長谷へ戻り,高徳寺の大仏も拝んできた。海岸を散策し,江ノ島を望む稲村ガ崎で夕日を見ながら黄昏た。いよいよ,ビック・ウェーブ(リハーサル&タッチダウン)がやって来る!
October 14, 2005
LIDARプレスリリース
September 21, 2005
サイエンスZERO
昨夜、NHK教育の再放送でサイエンスZEROを見た。やっぱりミネルバって何処でも人気なんだね−。辛うじて、渡部潤一親方が「X線や赤外線で表面の鉱物を探査する」って言及してくれていた。ぶるっと震えてホップするMINERVAも面白かったけど、波長1.064ミクロンのLIDARの赤いNd- YAGレーザも愛しかった(本当は眼では見えないけどね)。September 18, 2005
Vine Linux
September 16, 2005
September 12, 2005
小惑星イトカワに到着!!!
<詳細情報提供 JAXA/ISAS>2年4ヶ月の旅を終え本日9月12日午前10時(JST)、小惑星探査機ハヤブサは、25143小惑星イトカワに到着した。やったー!
凄過ぎる画像を前に現場では議論が絶えない。夢にも出てきそうだ、小惑星糸川さんが。
それにしても何でこんな地形になってしまったのだろう...
September 11, 2005
小惑星イトカワ,素朴な疑問?
(詳しくはJAXA/ISAS発表資料参照)素朴な疑問が次々に沸き起こる。
- 何故こんな小さな天体(500mサイズ)にクレータやボールダー,台地,山脈地形など一著前の地形が形成・残されているのか?
- 何故太陽系の他の惑星とは反対向きに自転いるのか?
- この小惑星は何処から来たのか?
- この小惑星の寿命はどのくらいなのか?何処へ行くのか?
- 糸川起源流星フラグメントは,もしかしてあの欠けた部分がやってきたものではないか?
………
あなたの素朴な疑問を教えて欲しい。
僕たちプロは余りに毒されている。
初めて見る姿なのに,感動が少な過ぎるのではないか?
アマチュアだった頃の素朴な視点を忘れているのではないか?
あなたの素朴な疑問の中にこそ,太陽系物理の重要なヒント視点が隠されているかもしれない。
そんなヒントも鑑みて観測や解析を行っていけたらと思う。
探査機の運用と解析に追われて,寝る間もじっくりと考える時間すらない。
とにかく僕達は今,世界で一番エキサイティングな太陽系探査の特等席に座っているのだ。少なくともこの3ヶ月は,倒れるまで頑張って,そして楽しみたい。
September 09, 2005
糸川までもうすぐ!
(詳しくはJAXA/ISAS発表資料参照)小惑星「イトカワ」まで100kmを切った!表面にはクレータらしい模様が複数見受けられる。予想以上に表面は起伏に富んでいるのかもしれない。いよいよ測距補足が可能になるか?そろそろ自転軸も決めて欲しい。
September 08, 2005
大荒れの宇宙天気と探査機ハヤブサ
本日未明9月8日2時(世界時7日17時)に、X17クラスの猛烈な太陽フレアが東端で発生。フレアの強さ(太陽のX線強度)がX1(X1 = 1x10E-4 Watts/m2 )というレベルに達すると大規模フレアと呼ぶが、太陽活動極小期にも関わらず、今回のフレアは30年間の観測史上第5位に入る超特大フレアだった。フレアに伴う高エネルギー宇宙線は、探査機や衛星にとっては時には重大な影響を及ぼしかねない。「はやぶさ」は、地球から見て太陽の裏側(東寄り)にいるので、太陽活動がモニター出来ないのだが、恐らくあちらは大荒れの宇宙天気であろう。小惑星まであと150km、フレアに負けずに頑張れ「はやぶさ」。
今日では、宇宙天気予報という分野がある。NOAAの「Space Weather Today」や「Space Weather.Com」などがある。日本では、情報通信研究機構が情報を提供しており、メールサービスも行っている。オーロラの予報なども可能である。September 07, 2005
はやぶさの自転を捕らえた!
September 06, 2005
見えてきたぞ、小惑星イトカワ!
(詳しくはJAXA/ISAS発表資料参照)探査機はやぶさは、時速10kmでゆっくりと小惑星イトカワに接近中で、現在の距離は約500kmである。宇宙研が発表した「はやぶさ」から撮影された画像では、面光源としてのイトカワが明らかに見えて来ている。数ピクセル程の長軸だが、ピーナッツ状(そら豆状)の面輝度の高い部分と、その間の窪みが確認できる。既に発表されているレーダモデルと比較してみると(左図)、似ているようで似ていない。やっぱり行ってみないと分からない地形があるようでワクワクするなぁ。
September 04, 2005
夏の思い出(1)

8月6日;東京駅・駅舎に到着。

JAXAiで野口宇宙飛行士の勇姿を拝見。

上野の西郷さんに帰国報告。

上野西洋美術館で開催されている「ドレスデン国立美術館展」を鑑賞。

フェルメールの「手紙を読む少女」と再会。思えば去年の6月にこの絵画とドレスデンで巡りあってから小生の欧州フェルメールの旅が始まったのだ。フェルメール展inフランクフルト,フェルメールinアムステルダム,フェルメールinデンハーグ。
夏の思い出(2)
8月6日;東大本郷,赤門を通過。本郷→湯島→秋葉原→御茶ノ水→神保町は、小生の庭である。学部生の頃はいつもこの辺りを徘徊していた。
樋口一葉の旧家付近を散策。小生は昔からこの付近の雰囲気が好きだが、実はここに来たのは初めてだった。
本当の鬼子母神(きしもじん)の鬼の字には角が無い(由来はこちら)。この境内は,小生が浪人生時代(河合塾池袋南校舎)の憩いの場所であった。今も変わらずに,駄菓子屋が開いていたのでラムネを飲んだ。この駄菓子屋は東京か豊島区で一番古いらしい。どうでもいい話だが、ここは「流星刀の女たち(森雅裕著)」の舞台にも出てくる場所だ。
都電荒川線に乗って東池袋方面へ向う。この近くにある雑司が谷墓地も小生のお気に入りの場所であった。沈思黙考するには墓地が一番落ち着く。例えるならプラハのヴュシはハラットだろう。
学生時代に通った思い出のプラネタリウム。数年前に閉鎖に追い込まれたが,若者向けの番組が複数上映されていて,カップルや家族連れで賑っていて驚いた。
チェコ・プルゼニュで活躍する友人のバイオリニストのYさんのコンサートが恵比寿で開催された。コンサートでは,チェコでいつもすれ違ってお会いできなかった物理学者のHさんと奇遇にも会えて,懇親会で楽しい一時を過ごすことができた。夏の思い出(3)

8月14日;小生の実家でもある仙台訪問。伊達政宗の墓「瑞鳳殿」を散策。この直後の地震で,国宝である瑞鳳殿一帯は大きな被害を被った。
伊達政宗に帰国報告。
8月19日;町田にMASAさん,町田のプラネタリアンFさん,小生の学部時代の親友Sと東北の友人Mが集まり,帰国祝いの和食を楽しんだ。生活道具と研究道具を入れて移動している山登り用の巨大なザックを背負って店に入ると,客達が「おおぉっ」と叫んでいた。
8月20−21日;静岡県浜名湖湖畔に招待されて,小生が講演を行った。浜名湖では潮干狩り客が沢山繰り出していた。
浜名湖で講演を行った後,午後4時〜22時まで愛知万博を見学。まず向ったのは,もちろん「チェコ館」。展示内容は全くチェコと関係無かったのでスキップして,早速レストランへ入った。
満席のレストランでは,チェコ人ウェイトレスが疲れた表情で応対していた。小生のテーブルに来た彼女にチェコ語で話掛けると,途端に笑顔になり(この変わり様がチェコ人らしくて笑えた),他のテーブルの対応の合間に小生の所へ何度も雑談しにきた。プラハ出身のジナ(Zina)は,小生が店を後にする間際に連絡先の書いた紙をくれたので記念撮影をしてみた。
夕方から行ったので比較的スムーズにパビリオンを回ることができた。発掘された冷凍マンモスや「もしも月が無かったら(三菱パビリオン)」が楽しめた。目玉は無いけど,アジア,中東のパビリオン巡りがなかなか良かった。
8月中は3回神戸に戻った。道中の駅弁が宇宙研との往復での楽しみであった。September 02, 2005
プロジェクト「はやぶさ」
August 15, 2005
「はやぶさ」ニュース
本日,小惑星探査機「はやぶさ」の記者発表がJAXA/ISASから行われた。順調に飛行を続ける「はやぶさ」は,来月いよいよ小惑星に到着して観測を開始する。最初は小惑星から20km,次に7kmの距離に近づいて様々な観測を行っていく。今日発表された小惑星像は,スタートラッカ(STT)カメラによって,小惑星イトカワが撮影されたものだ。視野角40x30度,ピクセル分解能が 6 arcmin/pixel ほどなので,35000kmの距離だと60kmの分解能しかなく(小惑星イトカワの大きさは0.5kmほど)まだイトカワは点像だが,今月末には20 arcsec/pixelの航法カメラ(ONC-t)で,3500kmの距離から分解能0.3kmで撮影するので面光源として捕らえられるだろう。August 11, 2005
「すざく」残念
先日無事に打ち上がったX線衛星「すざく」のX線カロリメーター・XRS(X線源のスペクトルを測定する高分解能のX線分光計)に不具合が発生した。詳しくはISASの宇宙ニュースに掲載されている。世界一の分解能を誇る「すざく」のメイン機器であるだけにショックなニュースである。XRS冷却のために使う液体ヘリウムが,全て気化して無くなってしまったそうだ。他への影響(軌道のずれや,他の搭載機器への影響)が少なければいいのだが。。。。。
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August 10, 2005
歓迎会
宇宙科学研究本部 ISAS
昨夜,野口宇宙飛行士の地球帰還後に小生は宇宙航空研究開発機構・宇宙科学研究本部に到着した。今日から4ヶ月間,ここを拠点に小惑星探査HAYABUSAの仕事を再開する。August 05, 2005
自然科学研究科3号館
4階がCOE研究員室,6階が教官と学生部屋,実験室,お茶部屋やセミナー室がある。2002年竣工のモダンな研究棟である。下にあるのが食堂と売店。工学部の連中が沢山やってくる。August 04, 2005
コンサート情報
週末は,チェコの友人(バイオリニスト)の一時帰国コンサートを鑑賞して参ります。
【アンサンブル・フドバ 室内楽コンサート】
オランダ、ドイツ、チェコで活躍する演奏家の洗練された室内楽をお楽しみください。
8月6日(土)6時開演
場所 恵比寿テッドアートスタジオ
入場料4000円(パーティー付き)
演奏者 ヴァイオリン:山崎千晶(ピルゼンフィルハーモニー副主席)
ヴィオラ:金丸葉子(アムステルダム・コンセルトヘボウ団員)
チェロ:矢野智久(フライブルグ劇場オーケストラフォアシュピーラー)、称原哲夫(フドバ音楽監督)
ピアノ:小沢さち、沢由紀子
<プログラム>
バッハ 無伴奏チェロ組曲より プレリュード、サラバンド
シューベルト 弦楽トリオ
シューマン ピアノ4重奏より 3,4楽章
ホッパー ハンガリーラプソディー
リゲティ 無伴奏ヴィオラソナタ
ドヴォルザーク ピアノトリオ ドゥムキーより1,2,3楽章
連絡先 山崎 0422−37−9695
(FAX)0422−37−9697
称原03−3793−1068
042−360−8142
【アンサンブル・フドバ 室内楽コンサート】
オランダ、ドイツ、チェコで活躍する演奏家の洗練された室内楽をお楽しみください。
8月6日(土)6時開演
場所 恵比寿テッドアートスタジオ
入場料4000円(パーティー付き)
演奏者 ヴァイオリン:山崎千晶(ピルゼンフィルハーモニー副主席)
ヴィオラ:金丸葉子(アムステルダム・コンセルトヘボウ団員)
チェロ:矢野智久(フライブルグ劇場オーケストラフォアシュピーラー)、称原哲夫(フドバ音楽監督)
ピアノ:小沢さち、沢由紀子
<プログラム>
バッハ 無伴奏チェロ組曲より プレリュード、サラバンド
シューベルト 弦楽トリオ
シューマン ピアノ4重奏より 3,4楽章
ホッパー ハンガリーラプソディー
リゲティ 無伴奏ヴィオラソナタ
ドヴォルザーク ピアノトリオ ドゥムキーより1,2,3楽章
連絡先 山崎 0422−37−9695
(FAX)0422−37−9697
称原03−3793−1068
042−360−8142
宿無し生活
神戸に来て4日目。三ノ宮,大阪,元町と毎日違う安ホテル暮らしだったが,今日はようやく神大キャンパス内にある宿泊施設を予約することができた。部屋は豪華で「眺望館」の名の通り,神戸の眺望が見下ろせて1泊1500円也。でも連泊は4日までしかできないとのこと。阪急六甲駅付近にも神戸大所有の宿泊施設があるらしいので,今度はそちらに泊まるつもりだ。続きを読む神戸牛
昨夕は京大から神戸大へ戻り,研究室の神戸牛バーベキュー・パーティーに参加した。多分初めて食べる神戸牛は,とっても柔らかくて,ジューシーで何とも言えない美味さだった。研究室のテラスから神戸の夜景を見ながらバーベキューを楽しんだ。小生の研究室は国際色豊かである。現在カルテクの研究者(太陽系外惑星が専門)であるポーランド人が滞在していて彼とチェコ語でお話してみた。小生の横の机はアメリカからやってきた火星研究者でNASAの火星ローバのデータなどを使った研究を行っている。原始太陽系星雲の理論家や観測家,太陽系ダストの実験屋や隕石の分析屋などバラエティーに富んだ研究者が同じ研究室に集まるここは,まさに日本の惑星科学の拠点。研究する上では最高の環境だ。ポスドク10人,研究室の学生が何と30人以上もいて,活気に満ち溢れている。
研究室から見た海側と山側の景色。August 03, 2005
京大訪問
今日は,京都大学・宇治キャンパス「生存圏研究所」のN助教授を訪ねた。チェコ土産を持参した表敬訪問と,チェコ滞在中はN助教授に任せっきりだったが小生のMUレーダを使った流星観測のデータを頂くことが主目的であった。京大でも神戸大でも綺麗な秘書さん達が小生を温かく迎えてくれた。Nさんは昼食を挟んで3.5時間もお付き合いくださった。京大出身の研究者って皆何か変わっていたり,奇妙な特技があったりして話していても面白い。ちなみに神戸の小生のボスも京大出身である。Nさんには小生の新たな研究提案にも興味を持って頂き(「難しい問題を持ってきはったなぁー」と言われたが),このテーマを含めて科研費を申請することにした。










